日本防衛戦略「核抑止編」2

水戸市千波湖畔演説 憲法記念日

マイナンバー制度について

幸福実現党は、日本の平和を護るために、主に、以下の5つの外交・安全保障政策を掲げています。

(1)日米同盟強化。
(2)中国包囲網等の戦略的外交の遂行。
(3)憲法9条改正(改正までは憲法解釈の変更)、自衛隊法等の関連法の改正。
(4)自衛隊の装備のレベルアップ。
(5)思想戦・情報戦も駆使した中国・北朝鮮の民主化・自由化の促進。

私、中村こうきは、防衛大学校卒業後、幹部自衛官として陸上自衛隊に勤務した経験から、「防衛のプロ」として、自主防衛戦略を遂行すべく、参院選茨城選挙区より幸福実現党公認候補として立候補させて頂きました。

今回は特に「抑止力」の観点から、「憲法9条改正」の必要性について論じたいと思います。

◆憲法9条があったから、日本の平和が守られた?

社民党や日本共産党などは「戦後の平和は憲法第9条があったために守られていた。だから、憲法9条を改正したら、日本の平和は守れない」と街宣活動をしています。

しかし、喩えるならば、「警察がなくなれば、暴力団や犯罪者がいなくなる」という論理が間違っていることは小学生でも分かります。

もし警察官に対し、「武器による威嚇又は行使は、犯罪を解決する手段としては、永久に放棄する。そのため、警棒、ピストル、その他の武器は保持しない。戦う権利はこれを認めない」という9条的な制約を加えれば、犯罪防止にはならず、むしろ凶悪犯罪は増えます。

同じく、「憲法9条があったから日本の平和が守られた」というのは明らかな詭弁であり、自衛隊や日米同盟の存在があったからこそ、日本の平和が守られて来たのが現実です。

憲法9条は「戦争放棄・戦力不保持・交戦権の否認」であり、憲法前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」という国際情勢認識の上に成り立っています。

しかし、今、中国の尖閣・沖縄に向けた覇権主義の拡大、核ミサイル開発を進める北朝鮮等を見れば、「平和を愛する諸国民」という憲法前文の国際情勢認識が「空想」であることは明らかです。

まさしく、中国や北朝鮮から見れば、「空想的平和主義」の憲法9条は日本への侵略、占領を容易にする条文であります。

◆憲法9条を改正し、「抑止力」を強化せよ!

憲法9条は、自衛権の行動、規模、装備等を厳しく制約し、自衛隊が「抑止力」を働かすことができない状況に追い込んでいます。

「抑止力」とは「達成が困難、又は許容できない代償(結果への恐怖)を予見させ、侵略を思いとどまらせる力」です。

その構築には、(1)「能力」、(2)その能力を行使する「意思」、(3)その能力と意思が相手に伝わり「認知」されることが必要です。

日本が危機を乗り切り、平和を護るためには、「抑止力」強化の観点から、憲法9条改正が急務です。

しかしながら、自民党を含む既存の政党は、参院選における憲法改正の議論は「96条改正の是非」で終わっており、どの政党も憲法9条改正論議から逃げているのが現状です。

今こそ、「憲法9条改正」を堂々、正面から訴えている幸福実現党による戦後政治からのイノベーションが求められているのです。(明日に続く)

(文責・幸福実現党公認 参院選茨城県選挙区候補者 中村こうき)

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中村こうき演説シーン
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